名状しがたい倦怠

なんのために生きてるんだろう……なんて問いが頭に浮かんでは消える。消えては浮かぶ。こんなときはだいたい心身が不調なときだ。そう。今日はそんな日だった。近代後期の成熟社会というのは、そういった生きる意味みたいなものを喪失し続ける営みなんだろうか、なんてことを考え始めて気が滅入る。

NPOというのは営利を第一の目的とせず(金稼ぎしてはいけないということじゃない)、なにかしらの使命(ミッション)が活動の骨格となる。不まじめながらもNPOスタッフなんてやってると、どうしてもその理念とは別に、自らのミッション喪失という実存レベルの課題に行き着く。

自分のために、他者のために。そのどちらも「私そのもの」を説得し切れない。名状しがたいこの倦怠感はいったいなんなんだろうか。