2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

バイバイ

京都駅のエスカレーター。母親に前から抱きかかえられている小さな女の子が後ろの僕をじっと見つめていた。笑ってそっとブイサインを出すと、その子ははにかんで母親の胸に顔をうずめた。すぐにまたこちらを見るから同じことを繰り返すと嬉しそうにまた母親…

くりいむレモンと花と蛇

『くりいむレモン』(2004/日)と『花と蛇』(2003/日)をビデオ鑑賞。『くりいむレモン』は血のつながりのない兄妹が両親の海外出張中に○○しちゃうというお話。妹役の村石千春ちゃんがとてもかわいい。でも乳出しはなくエロが売りと言うには弱いし、かと言って…

ややこし研

途中参加でどうも乗り切れなかった。「萌え」という感覚は感覚としてそれなりに分かるんだけど、どうもそれをまったく知らない人に説明するのは難しい。「萌え」に限らず、感覚的なものを説明的に言語化するとどうもその時点で何かしらのズレが生じる感じが…

J2序盤の山場

福岡の組織 vs 京都の個。第1クール最大の大一番を制すのはどちらか? [ J's GOAL ] http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018686.html 序盤7勝1分けと申し分ないスタートを切ったサンガ。同じく無敗の福岡をここで叩けば昨シーズンの川崎のような独走Vも夢じ…

駅のホームにて

帰りの電車は来ない。また人身事故だ。そこに急病人がでたとかで電車はますます遅れて夕方のホームは人であふれていた。しかたがないと頭ではわかりながらもかすかに苛立つ自分がいる。ひまつぶしに周りをながめても鉄とコンクリートと儀礼的無関心を装わざ…

息子のまなざし

『息子のまなざし』(2002/ベルギー=仏)をビデオ鑑賞。淡々と木工作業しているシーンが続く。あと3時間以内にこのビデオを返しにいかないと延滞料を取られるという状況でこの抑揚のなさはツライ。半分くらい早送りしてしまった。時間にせきたてられるように…

資本主義のエートス

効率化を追求した先に噴出する最も非効率な事態。現代のアイロニー。 こういう心性、こういうエートスが、人間の活動はたえず価値を生産しなければならない、それもつねに多く、より速やかに、つまりはより効率的に(!)、という強迫観念を生みだしてくる。…

あなたにも書ける恋愛小説 ★★★ 3.0

『あなたにも書ける恋愛小説』(2003/米)をビデオ鑑賞。監督ロブ・ライナー。主演ケイト・ハドソン、 ルーク・ウィルソン。よくまとまっているしテンポもいい。気楽に見ると吉のラブコメ。勝気なケイト・ハドソンの表情がいい。

気になる新語

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Yahoo!辞書の新語探検がおもしろい。気になった新語をクリップ。 改正児童福祉法 http://dic.yahoo.co.jp/tribute/2005/02/22/1.html 2004年11月、参議院本会議で可決、成立した。人員不足に悩む相談所に集中している現状を見直して、育児相談などは市町村が…

七人の侍

『七人の侍』(1954/日)をビデオ鑑賞。いやあ長い長い。3時間半か。リアリズムの徹底はたしかに出色だしパイオニアとしての価値も認識はするがどうもピンとこなかった。観ている最中に父が「黒沢は『生きる』が一番良かった」と声をかけた。自分も同感だ。 黒…

人体の不思議展

歯医者で神経を抜いたあとに彼女と「人体の不思議展」に行く。この展覧会は10年ほど前にも梅田スカイビルで見たことがあるのだが、スライスの展示具合が昔と少々違っていたような気が。ついでに最近は映画情報に疎くなっていたので映画館でチラシを集める。…

子どもが減るのは「危ない」のか 赤川学

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子どもが減るのは「危ない」のか http://www.shiojigyo.com/en/column/0504/main.cfm 男女共同参画を、出生率回復にとっての有効性という観点から強調する戦略は、理念的にも欺瞞だし、かなり「危うい」。なぜなら、いったん出生率回復に有効という理由づけ…

阪大理論社会学 フリーター調査報告書

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フリーター調査報告書 http://risya.hus.osaka-u.ac.jp/research/ 確かに正社員になることが学生にとって幸せとは限らない。正社員になっても長時間の残業に苦しまなければならないかもしれないし、アルバイトをしながら自分の道を探すことは、彼女たちにと…

誤配送と今日のレンタル

とあるオンラインショップで『アメリカン・ニューシネマ- 反逆と再生のハリウッド史』を注文したら、二日と待たずに送られてきたのでずいぶん迅速だなと関心しつつ中身を開けたら、注文とまったく関係ない商品が。即クレームのメールを(なるべく丁寧な文面…

仕事のなかの曖昧な不安

玄田有史『仕事のなかの曖昧な不安』が文庫化されていたので読んでみた。様々な統計データが用いられているが、要するに本書の言いたいことは「深刻化する若年の雇用機会減少という状況は、中高年が維持する強固な雇用の既得権が背景にある」ということだ。…

ミニスカートとエロティシズム

街中を歩いていると、つい若い女性のミニスカート姿に目をうばわれる。じっと見ていれば変質者あつかいされるので、無関心をよそおいつつちらっと目をやる。もっと見たいが見られない。ここに強い葛藤がうまれる。以前、ワタナベ先生がバタイユの『禁止が欲…

シンドラーのリスト ★★★★★ 4.7

レンタルで『シンドラーのリスト』を鑑賞。長編だがすばらしい映画だった。

写真撮影のコツ

自分が撮りたい被写体に焦点を当て、その他の要素をなるべく省く。引き算で考える。

南北戦争と奴隷解放

働き、自立せよ、依存するな、が北部の労働観→労働による自由。賃労働へのかりたて。黒人の奴隷から産業労働者への改変 南部の言い分→奴隷に自由はないが、衣食住は保証される。北部のそれは最低保証もない賃金奴隷への組み替えにすぎない ソクラテスは閑暇…

自分・他人への配慮としてのケア

ケア[care](大辞泉) 1 注意。用心。 2 心づかい。配慮。 3 世話すること。また、介護や看護。 自分中心、自分勝手。他者を考慮に入れない一般的なエゴイストイメージと、「人は皆エゴイストである」という心理的利己主義についての考察。⇒利己主義 - Wikip…

田舎町のゴスロリ少女

朝。駅のホームに岩波文庫を手にたたずむゴスロリ少女。何を読んでいるんだろうとそっと覗くと『ツァラトゥストラはこう言った』だった。ゴスロリとニーチェ。ふーむ。しっくりくるような来ないような。ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)…

ニートが生まれるのは、むしろ経済的に苦しい家庭

日経:「ニートが生まれるのは、むしろ経済的に苦しい家庭」(東京大学、玄田有史助教授) http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E1313323945/index.html そういや玄田氏がとくダネ!でゲスト出演したときも同じようなことをちらっ…

忙しさの基準は映画を余裕を持って観れるか観れないか

忙しいと言えばまあ忙しい。ふつう忙しいと言えば仕事のことを指すのだろうけど、僕の場合仕事とプライベートが半々で、ゆえに映画を観る暇がなかなか取れないというけっこうゆるい感じだ。世間的にみれば時間に余裕はある方だと思う。んで、16日(土)の「…

「何をしたらいいかわからない」についてのメモ

「何をしたらいいかわからない」という迷いは長期的なビジョンにおいて発生しやすい。「何をしたら」は「何を欲望したらいいかわからない」ということであり、かつ、「何をしたら『いいか/悪いか』わからない」という倫理的要素が加わることでさらにややこ…

子どもが減って何が悪いか!

赤川学『子どもが減って何が悪いか!』を読了。男女共同参画社会を推し進めても少子化は決して止まらない、というのが本書の論旨。男女の雇用機会の平等や男性の家事参加や育児支援は必要だが、それと少子化対策を結びつけるのは決定的な錯誤であると、世間…

延滞二日

昨日は嵐山で花見。今日は家で寝て過ごす。レンタルでフランソワ・オゾンの『スイミング・プール』(2003/仏=英)を観るも、よそ見しながらだったので筋がよくわからず、首をかしげたまま店に返しに行って延滞料600円を嫌々払う。裸がきれいな映画だったと…

高橋がなり ひきこもり青年を叱る

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4年もの間、ずっと家にひきこもっている状態です http://blog.livedoor.jp/sod/archives/17759527.html 叱るというか、穏当な人生指南か。内容は認知療法のそれとかぶる(google:認知療法)。認知療法の効果の是非はともかく、書籍なら『不安、ときどき認知…

新生活

今日から僕も彼女も新たな生活がそれぞれにスタート。気合充実の彼女と初日から遅刻ぎみの自分。まあ対照的ながらもゆるゆるやっていこう。今日は帰りに本を3冊購入。福井晴敏『亡国のイージス』がおもしろかったので続けて『終戦のローレライ』も購入。あと…

子供の教育費に無理してお金をかけるのはやめましょう

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「教育費のかけ方」の基本とは http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/fp/fp050331.htm 最近ではニートの問題が世間を騒がせているように、社会に出ても働かない子どもが増えているのですから、家計サイズに見合わないほど教育資金をかけると、将来は親子共倒れ…

子供を欲しがる未婚男性の身勝手な言い分

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再び、バトル勃発。(怒れるOLの昼休み) http://blog.so-net.ne.jp/angry_OL/2005-03-31 30代独身女性に対して、こういうものの見方しかできない男性って、世の中にはまだまだ存在しているんですね。あー、ぐったり。 男性は不妊の原因、妊娠から出産に至る…