2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

埋没

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アナタはその瞬間そこに埋没していたんです http://blog4.fc2.com/drr/?no=51 お、26日の日記が批判されてるな。いや、自分がその風景に埋没してるのは自覚してましたけどね。自分もここにいるとおたくにしか見えないんだろうな、と。それにおしゃれな人もい…

一般人って誰?

26日の日記はおたく畑らしい人の所からふたつほどリンクされたけど、向こうからするとこっちが「一般人」と規定される。自分がひきこもりとかニートを当事者的視点から語るとき、外に出て積極的に経済活動に関わっているおたくなんて、こちらからすれば逆に…

横浜と秋葉原にて

新幹線の自由席券を買って、ちょうど駅に滑りこんで来たひかりに飛び乗った。席に座って一息ついていると、検札に来た車掌にここが指定席であることと、ひかりは新横浜に止まらないことを告げられる。恥かしい気持ちを隠して努めて冷静にしかしすごすごと自…

横浜へ行ってきます

友人の結婚披露宴にお呼ばれしたので、明日から1泊で横浜まで行ってきます。友人というのはネット麻雀で知り合った人で、もちろん新郎新婦の出会いはネット麻雀。他にもネット麻雀のオフ会をきっかけにカップルになった人が何組もいる。式で知り合ったきっか…

若者のセックス経験率、デート経験率

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図録▽若者のセックス体験率・デート経験率の推移 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2460.html 1974年から1999年までのデータ。99年の大学男子の童貞率約4割。大学女子の処女率約5割。そんなもんかとも思うが、70年代の童貞率約8割・処女率9割とくらべると急…

クローズアップ現代

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クローズアップ現代「就職戦線・異変あり〜学生と企業の攻防〜」を見た。ぼんやりと眺めていただけなので細部は覚えていないが、大学生の就職活動は売り手市場だそうな。といっても、登場する学生は高学歴でキャリア志向のいかにも“できる”学生ばかりで、ビ…

雑感

ふーん。どうも自分も含まれてるようなので完全スルーしないけど、そりゃ確かに「頑張れ」って言葉が受け取る側にとって暴力になることはあるだろうし、使うときは何かしらのとまどいは常につきまとう。ただ、そうは言ってもそれに代わる言葉がなかなかない…

菊葉荘の幽霊たち

角田光代『菊葉荘の幽霊たち』を読んだ。──フリーターの男友だち吉元が目をつけた理想のアパート菊葉荘はあいにく満室だった。家探しを手伝っていた失業中の“わたし”は、住人を追いだすために菊葉荘にもぐり込む。そこで織りなす奇妙な人間模様を軸に物語は…

パラサイト社会のゆくえ

山田昌弘『パラサイト社会のゆくえ』を読んだ。雑誌の連載をまとめて構成し直したものらしく、ひとつのテーマを掘り下げるというより、現代家族に関わる話題を広汎に集めてさらっと扱ったとっつき易い仕上がりになっている。逆に言うとちょっと食い足りない…

パーク・ライフ

車窓に張りついては流れる雨の水滴にたまに目をやりながら、きっとこの風景に数多の人たちが様々な情景を重ね合わせたんだろうな、とぼんやりと考えながら吉田修一『パーク・ライフ』を読んでいた。ああ、好きだな。こういう小説は。ふと、酒屋の配送の仕事…

感じない男

森岡正博『感じない男』を読了。男のセクシュアリティに関する著者自身の体験から敷衍した考察。まずミニスカに欲情する男の心理について。ミニスカがキュロットと分かったときの幻滅という事態から、男は生身の女そのものではなくミニスカという構造それ自…

危機管理の徹底とは要するに「やるならよそでやってくれ」ということ

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危機管理の陥穽(内田樹の研究室) http://blog.tatsuru.com/archives/000778.php 「学校の危機管理体制が不十分だったから事件が起きた」という言い方は正確を欠くのではないかと私は思っている。正確には、「学校の危機管理体制が不十分だったから学校敷地…

チルソクの夏

レンタルで『チルソクの夏』(2003/日)を見た。日本人と朝鮮人のお互いの嫌悪という障害を乗り越えた高校生の恋を織姫と彦星になぞらえた物語。もうなんというか若若しいというか初々しいというか。ちょっと作りが優等生すぎるきらいはあるが青春物としては及…

あえて属性レベルの話

「ブログ選考基準」考 http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20050209#p1 雇用市場からの構造的排除が一方であるとして、引きこもり・ニートの心理面を問題にする必要があるとすれば、それは「対人恐怖」そのものというよりも、戦うべきところでちゃんと戦わず、…

フリーターの定義と実数

図録▽フリーター数(及びニート数)の推移 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3450.html 最近のフリーターの人数は、厚生労働省では217万人(2003年)、内閣府では417万人(2001年)としており、約2倍の違いがある。また、いずれの定義によってもフリーターの…

非正規雇用者比率の変化

図録▽パート・アルバイト等非正規雇用者比率(年齢別)の推移 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3250.html 90年代半ばから2000年頃にかけて、男女とも15〜24歳の若者の非正規雇用者比率が急激に高まっている。この間に労働形態の急速な変化が見られる。90年…

死ぬまでにしたい10のこと

京都での『父と暮せば』の上映は今日まで。前売券を買っていたにも関わらず結局観られなかった。残念。仕方なくレンタルで前から気になっていた『死ぬまでにしたい10のこと』(2003/カナダ=スペイン)を見る。ほどよく抑制が効いた演出が、何気ない日常の愛お…

禁煙について考える

起きたら9時半だった。9時半の電車に乗らないと上映に間に合わないというのに。脱力して二度寝する。11時に起きて、急いで耳鼻科医院に行ったら休診だった。間の抜けた祝日の始まりに脱力する。 今日は禁煙についてまじめに考えた。ネットで禁煙の情報も集め…

思考の遍歴

あら、上山さんから返答を頂いてる。びっくり。再返答したいところだけど、そんな知的体力もないなあ。どうしようか。ちょっと自分語りでもして整理しようかな。うざいので読み飛ばし推奨ですよー。

読書メモ ニーチェ入門/ぼくは勉強ができない

昨日は竹田青嗣『ニーチェ入門』を読了。竹田青嗣さんの語るニーチェ像はとても魅力的。ついつい本書を参照しながらうっとおしい自分語りまでしてしまった。まあニーチェに関心があるというより単なる竹田さんのファンなんだけど。ちなみに道徳の系譜とツァ…

竹田青嗣インタビュー 近代社会・資本主義再考

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最新刊『人間的自由の条件』に寄せての竹田青嗣氏インタビュー記事。 竹田青嗣 さん 近代社会・資本主義再考 前編 http://book.asahi.com/topics/index.php?c_id=164 その場合の敗者とは、流行語になっている“人生の負け組”と呼ばれたりする人たちや、競争に…

ウェブに公開するということ

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「当事者・経験者ゆえにできる言語化」? http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20050206#p2 政治的・社会的展開については、かなり孤立したものと言わざるを得ないのではないか。単純に言って、そうした独り言に「共感できない人たち」にしてみれば、それら「共…

リスキーなライフスタイル?

彼女にぶりのあら煮を作ってもらう。うまい。配偶者がいる男性より独り身の男性のほうが寿命が9年みじかいらしい、なんてことがテレビで流れたらしいが、そのデータの信憑性はともかくとして本当にそうだとしたら、それは精神的な孤独によるものではなくて、…

反社会学講座

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つまらない学問は罪である〜クソ真面目学者からの批判に答える〜 http://mazzan.at.infoseek.co.jp/goiken4.html 『反社会学講座』への社会学者からの否定的な書評に対して著者からの回答がアップされていた。 社会をおもしろいと思えない人は、社会に積極的…

30代の飲み会

梅田で専門学校のときの友人たちと飲み会。10年経っても皆雰囲気が学生の頃とまるで変わっていない。デザイン系ということもあるが、フリーで仕事をしている人が数人。あとは沖縄で働いている人とか、派遣の事務とか、小学校の臨時教員とか、会社辞めて半年…

この社会の行方

昨日はレンタルで『デイ・アフター・トゥモロー』(2004/米)★★★☆を観た。京都議定書から離脱したアメリカに対する反省的な視点から、ただただ劇的な環境変動のなかで翻弄され続ける自国の姿を『インデペンデンス・デイ』(1996/米)のエメリッヒが撮ったという…

来たる花粉の総攻撃に備えて

週に一度の耳鼻科通い。去年の年末の風邪で一時的な嗅覚障害で鼻がまったく効かなくなったがそれもようやく回復した。いまは市販の点鼻薬への依存からの脱出と、早めの花粉症対策で薬を飲んでいる。薬代のコストは一日に200円〜300円といったあたりで、たば…

パッチギ! 河を超えて

『パッチギ!』について 近来稀にみる傑作 http://www.cafeopal.com/diary/05/jan/diary050128.html ただ、それとは違つたレベルで誤解が広まつてしまうのでは、と。凄くいい映画なだけに複雑な気分といふか……しかし、こんな事を考へるやうになつたら、人間…

<だれでもみんな>は<私をのぞく>

気をつけよう、あまいコトバと暗い道 http://blog.goo.ne.jp/butterflyjoe/e/b83e2a555fcc3ba64e28170e0970976f 玄田有史・曲沼美穂著『ニート』に対する批判的ブックレビュー。 だれでもニートになるかもしれないという一歩引いた身がまえは、ニートをめぐ…

働かない人びとにまつわる議論

続ニートにまつわる議論 http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/20050130#p1 id:kataru2000さんのエントリー。社会には「遊び」の部分も必要では? という意見。 社会にはギア同様「あそび」の部分が必要だし、実際それがずっとあったんじゃないかと言うことです…