2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧
NHKの夜回り先生のドキュメンタリーに感動した。先生はシンナーで事故死した少年のエピソードにふれ、何度も何度もシンナーの危険性を訴えていた。ウチの弟も仲間内でも一番のシンナー漬けでひどい状態だったときがあった。とうぜん背後に暴力団が関係してい…
雨のなか『コラテラル』(2004/米)を観に京都スカラ座へ。上映まで1時間以上あったので『ハウルの動く城』の前売を買ったり古着屋に寄ったりしたあと、レコード店でO君とばったり。彼とはなぜか何度もぐうぜんに街中で出会う。しばしバイト話などを聞いてか…
何ヶ月もほったらしにしていた渋谷望『魂の労働―ネオリベラリズムの権力論』を100ページ読んだ。横文字おおいなあ、高卒にはつらいよ、と嘆息しつつ気になった箇所にいくつか付箋をはる。そのなかに生活保護にかんして簡単に述べられた箇所に目がとまった。…
センセイ曰く、ニート本の著者でもある玄田有史の『仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在』がおもしろいらしい。気が向いたら近々読んでみるか。
橋爪大三郎『幸福のつくりかた』のなかで学校教育についていろいろ語られている。曰く、日本の教育がうまくいかず学力の低下や意欲がなくなる根本の原因は学校が「社会」ではないからだと。社会とはなにか? 橋爪氏はこう続ける。それは人と人とが独立した人…
官僚さんがB級映画を中心にラインナップして韓国に紹介するというのがおもしろい。寺脇研ってたしか「ゆとり教育」を推進してるひとだよな。「ゆとり教育」にはべつに賛成でも反対でもないけど、学校教育の頂点にある大学の入学試験制度をいっそのことやめち…
オブスペース*1の寄り合いのためにふらっと太陽に行ってみた。端から見てるとけっきょくなんだかよくわからないのだが、センセイ(id:knotさん)には何かが憑依してるそうなので楽しみにしながら見守ろう。自分的には「どうもボクですプロジェクト」としてid…
次回のややこし研*1は自分がネタふり役なので、きもちが落ち着いてから、語りたいことをぽつぽつと書く。テーマは「映画と身体感覚」。いちおうA4サイズの表裏ほどでまとめてみた。10枚ほど用意すればじゅうぶんだろうか。 *1:http://blog.livedoor.jp/yayak…
『ノルウェイの森 下 (講談社文庫)』を読了。自分にとってはかなり毒気を含んだ小説だったらしく、めずらしく不安定な精神状態に陥ってしまった。さまざまな事象から距離を置いて、どうにか危ういバランスを保っていた感覚がそのバランスを急にうしない底が…
東宝公楽にて『2046』(2004/香港)を鑑賞。過去をわすれることができない男(トニー・レオン)。その男とさまざまな女との関わりを、散文的な映像詩でつづるアートフィルム。監督は『花様年華』のウォン・カーウァイ。芸術は成熟するにつれて抽象的・観念的…
発行会社「ビッグイシュー日本」(大阪市)によると京都では、今年4月ごろまでは1号当たりの販売部数は3000部ほどだったが、現在は1000部程度。全国的にも伸び悩んでいるが、京都での不振は目立っているという。 京都、底冷え。販売員も半減。
少年は約2年前から家族や友人との人間関係に悩み、引きこもり状態といい「自殺したいと思ったが死ねず、大事件を起こせば死刑になると思った。人と接しない事件として放火を思い付いた」と供述しているという。 引きこもりは社会からしてみると不可視な存在…
ドーナツトーク社主宰の連続パネルディスカッション「第1回 社会的ひきこもりからニートへ?」*1でお話を聞いてきた。亀岡からだと阪急との乗り継ぎがわるくて片道たっぷり2時間以上かかってちょっと遅刻してしまう。すごすごと席に着くと隣が知人だったので…
いつも通る保津川ぞいの道は台風のせいでいまも通行止めだった。旧道にもどる途中、道のかたわらで車にでも轢かれたのだろうか、たぬきがぴくりともせずに横たわっていた。そばに寄ってみると首のあたりにちいさな円をえがくようにウジが無数にわいてうごめ…
由良川がはんらんした北部地域よりぜんぜんましだが、隣町は床上浸水か。この地域一帯はむかし洪水でちかくの小学校の体育館が死体でいっぱいになるほどの被害をだしている。川底だか川幅をひろげる河川工事のおかげでそれ以降はめだった台風被害はなかった…
http://tanbarakuichi.sakura.ne.jp/shrine/ヤフーの新着ピックアップサイト経由。よくできたサイトだなあ。亀岡とその周辺の神社がいっぱい。口丹波地方中心ですね。それにしても今回の台風はすごかったなあ。家は雨漏りするし、保津川付近は水があふれてそ…
ビデオで岩井俊二監督『花とアリス』(2004/日)と山川元監督『東京原発』(2002/日)を見る。『花とアリス』はカメオ出演やゲスト出演的な面々が少々うっとおしくて散漫な印象もあるが、岩井俊二の少女趣味が究極レベルで昇華された傑作と言っていいとおもう。…
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004102000049&genre=C1&area=O10生活の困窮という要因がおおきいのか。一般的な無理心中の構図で語れるのであまり騒がれなかったのかもしれない。村上龍の「金があればすべてOKということじゃないけど、お金…
知人から借りた辻信一『スロー・イズ・ビューティフル (平凡社ライブラリー)』を読了。スローライフなんて元々生活の基盤がしっかりしているインテリの理想論なんじゃないの、という下層階級のひがみもすこしある。まあでももともと「無限成長」の神話なんて…
京極弥生座にて『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004 / 英=米)を鑑賞。チェ・ゲバラ*1が若かりし頃に友人アルベルトとともに出かけた冒険的な南米大陸縦断の旅のようすを描いたロードムービー。監督は『セントラル・ステーション』のバルテル・サレス…
みなみ会館で『恋の門』(2004/日)を鑑賞。石でまんがを創作する自称まんが芸術家の門(松田龍平)と、コスプレ好きの同人作家OL恋乃(酒井若菜)のラブコメディ。監督は原作の重いエピソードをはぶいて、エロと暴力と笑いが渾然一体となったジェットコースタ…
いつもの散歩コースのそばか。なにもこんなせせこましいところでやらなくても。
「社会」とか「競争」って明治時代の造語なんだよ、という気休め。 「土壇場」の由来は、江戸時代の首切り場。 「夜鷹」には、夜道に立つ私娼、という意味がある。 上がり32秒台の末脚。
悲しい知らせがあります。例の件……、まにあいそうにもないのです。いやあ…ほんとすいませんというか…申し訳ないニャ。しかし、現在、おおかた完成の見通しがついております。今後の作業状況など見ながらはっきりした期日が分かりしだいご連絡いたします。な…
NHKのイチローのインタビュー番組を見てしびれまくって、気づいたら子供のころ使っていた木製バットでイチローの打撃フォームを真似て素振りしていたじぶんにすこし照れつつ、深夜は「恋するベトナム」(関西ローカル)で西田尚美ににやけヅラ。話はどうとい…
居場所になり切れない居場所。もてなす側ともてなされる側のコントラスト。否、断絶に気づく。居心地のわるさの根っこの部分の発見と具体的な提案。あまりに遅すぎた感はあるが、実りはあったのではないか。そのあと誘われるままに梅田へ。雰囲気のいい喫茶…
さようならJ1。来年もよろしくJ2。
時間に追われる。時間に置き去りにされる。そのあいだ。いま。 理性とは、理性的でありたい、と願う感情。 しめつけられるような強烈な痛み。脂汗と吐き気。「死にたくない」と「殺してくれ」のこっけいな弱音の交錯。
アメリカ映画史上、最も実験的で、最も輝いていた時代“アメリカン・ニューシネマ”に焦点を当て、数々の名作が生まれた背景をフランシス・フォード・コッポラ、ロバート・アルトマン、マーティン・スコセッシ、デニス・ホッパーなど、今なお第一線で活躍する…
前提をうたがう、という前提。 スローライフ、という生き急ぎ。 「独りで平気」という過剰な表明。