2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

コールドゲームを読んで

萩原浩『コールドゲーム』を読了。ふと中学一年の入学式の日のことを思い出した。廊下で見知らぬ奴になんの理由もなくいきなり張り手打ちされたのだ。それまで僕は「いじめ」という言葉すら知らなかった。わけがわからず気がついたら相手の頬を張り返してい…

ひとりスタンド・バイ・ミー

眠い。前夜遅くに寝ても、どうしても早朝に目が覚めてしまう。昼まで断続的に寝たり起きたりしたあと、参院選の投票へ行って、ツタヤをぶらぶらするも見たい映画も読みたい本もなく帰宅。ひまなので小説を読もうと思ったが、本は電車内で読むくせがついてい…

コーラックデイ

前日にコーラックを飲んだので昼間から断続的にトイレに駆け込む。鬱の症状は最近はほとんどない。次の仕事は一応予定にあるが、デザイン案がまだ上がってこないので、のんびりした日々を過ごしている。夕方からツタヤに出かけて萩原浩『コールドゲーム』を…

『レミーのおいしいレストラン』を観て

二条の先行レイトショーで『レミーのおいしいレストラン』(2007/米)を鑑賞。ピクサーアニメーションはこれまで『トイ・ストーリー 』や『モンスターズ・インク』や『ファインディング・ニモ』や『Mr.インクレディブル 』などを観てきたが、ファミリー向けの…

シュガーレス・ラヴを読んで

山本文緒『シュガーレス・ラヴ』を読了。この人の作品も6冊は読んでるな。今作はさまざまな病状を抱えた女性を主人公に据えた短編集。シュガーレスというタイトルのとおり甘い恋愛話ではないです。ぎりぎりの所で踏ん張っている女性心理を的確に表現すること…

web

いいかげん「痛いニュース(ノ∀`)」をホッテントリなんかで見かけただけでウンザリする。つい見てしまうとさらにうんざりしてしまう。

『弓』を見て

キム・ギドク監督作『弓』(2005/韓国)を見た。ええと、なんというか能書きたれるのもいいけど、はっきりいってエロいよ! エロすぎるよ! 完璧なロリコン映画じゃん! いや、そりゃもう美しい画だし、甘くて切なくて優しい作品だけど、これキム・ギドク監督…

角田光代『トリップ』を読んで

角田光代『トリップ』を読了。角田光代の小説はこれで最低でも8冊は読んだことになりますね。もうあれですよ。ただのファン。早く『対岸の彼女』文庫化されないかなあ。『トリップ』は東京のとある近郊のなんでもない街を舞台にした短編集です。主人公は小学…

うつせみを見て

『うつせみ』(2004/韓国)を見た。キム・ギドク監督は韓国でも異彩をはなち、時に韓国内でも批判される。『うつせみ』はキム・ギドク作で鑑賞5度目の作品。好きな監督ではあるのだが、これだけ暗喩に満ちた物語をどう受け止めてよいやら。『悪い男』(2001/韓…

スローセックス 実践入門を読んで

アダム徳永『スローセックス 実践入門』を読了。一応断っておきますが、本書はたまたま流れで若い男子から借りたものです。全編セックスに関するハウツーなわけですが、スローセックスだからって、ただただスローに事を行えばいいわけではないらしく、セック…

グエムル 漢江の怪物 - 日常と非日常の境界

『グエムル 漢江の怪物』(2006/韓国)を見た。この作品は近年の韓国映画の中でも代表作の一つになりうる『殺人の追憶』(2003/韓国)の監督をしたポン・ジュノ作。『殺人の追憶』を劇場で観たあとは、現実の街中がなにか違ったものに感じるほどの衝撃を受けた。…

夜のピクニックを読んで

恩田陸の『夜のピクニック』を読んだ。第2回本屋大賞。なんという爽やかな読後感だろう。小説を読んでこのような多幸感に満たされることはそうめったにない。すばらしい青春小説だった。 みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだ…

女性の引きこもりの複雑さと彼の思い出ついて

女性のひきこもりについて、まとまらないまま… http://misc.2log.net/bugaisya/archives/blog20031207.html このエントリーは部外者くんという元ひきこもりの男が書いたものだ。彼とは個人的に親交があった。初めて会ったのはとある、自分が担当していた大阪…

働くって楽しい

昼頃からクライアントとメールで何度もやりとりを繰り返し作業をすすめる。クリエイターさんから引き継いだ案件なので、今までみたいにコツコツ職人みたいにコードだけ打っているというわけにもいかない。時には直接会って、打ち合わせしたり、見積もりの交…

注文の多いクライアント

例の「注文の多いクライアント」について、ここまではクリエイターさんが主に対応していたのですが、クリエイターさんは他にも仕事をいくつも抱えているなかで、メール対応する心理的余裕もないとのことで、僕が全面的に引き継ぎました。で、今回の案件で何…

フラガール 甘みのない女のロマンが凝縮されている傑作

「泣ける」と聞いて見てみたんです。映画ファンっていうのは割とひねくれ者が多いので、泣けるか泣けないかで評価しなかったりもするんです。実際ぼくも「泣けたけど5点満点で3点」みたいな作品はあるわけです。ようするにテクニカルな方程式に当てはめただ…

なんで虫を殺すの?

朝方、玄関の戸を開けたら、戸の外側にむっちゃかわいいカマキリがひっついてた。わ、写真におさめたい! と思ってすぐにデジカメを取りに部屋にもどり、まだ戸にひっついたままのカマキリたんを接写しようと近づいたら、ぱっと逃げられた。あちゃあ失敗した…

決戦の日

今日は決戦の日。まあ単に今日オープンするウェブサイトの修正点を、当日夕方ギリギリの段階で、詰めの作業をクライアントと直接会って進めただけなんですけどね。クリエイターさんとスカイプで作業手順の確認を正午すぎに行い、問題点の手順をメモ書き。そ…

やっぱりはてな村怖い

現時点で、昨日のエントリに8ユーザーから、はてなブックマークされました。結果としてふだん100アクセスあるかないかというこのブログに、1日400アクセスほどにアクセス数が増えたわけです。「なんだ、たかだか4倍増えただけじゃん」と思われる人も多いと思…

働かないって、ワクワクしない?

ちょっとしたことがきっかけで軽い鬱におちました。早く薬の量を減らしたいと願い、ここまで1ヶ月以上順調だっただけに「また振り出しにもどったか……」と落胆しています。きっかけというのは、とある女の子*1からの1通のメールの一文でした。その子とは引き…

ハゲていく日常

昨日、散髪帰りの父が俺にむかって「お前もだいぶ薄くなってきたから、散髪屋には3ヶ月に1回くらいで充分になったやろ?(笑)」と先制パンチをいきなり背後から打ってきた。とりあえず「じゃかましいわ!」で一蹴した。つーかハゲのほうが頻繁に刈らないと…

うつ病と便秘とダイエットとコレステロールについて

今日は「コーラックデー」。コーラックデーというのは何かというと、前日の夜寝る前に、市販の便秘薬コーラックを飲んだ次の日のことを、自分が勝手に名づけた日のことです。抗うつ薬の副作用のせいで、便秘が常態になっているので、コーラックなどの便秘薬…

内の痛みを外の痛みへ

昼すぎから神経科の医院へ。毎度毎度の1時間待ち。外のベンチでタバコをふかしながら、「あー死にたいなあ」という漠然とした思いが浮かんでくる。と言っても、自殺につながるような強度な願望ではなくて、「あー、今日は暑いなあ」といったニュアンスと似て…

オープンミーティング 女性のひきこもりについて

夕方から某ひきこもり支援NPOのオープンミーティングに非スタッフとして参加。今回の議題はおもに女性のひきこもり問題について。他のひきこもり支援団体でも似たような状況だと思うが、支援に関わってくる当事者というのは圧倒的に男性が多い。ただ表面に現…

ともだちとは何であるか

ここ最近、厳密に言えば昨日から軽い女性不信に陥っている。話の詳細はここには書けないが、昨日あった出来事で派生的に浮かびだした思いがある。いわゆる友達について。いや30過ぎて「ともだち」なんて言葉を使うのは、幼稚で恥ずかしい。「友人」にしてお…

オーデュボンの祈り

コーディング修正3点のうち、どうしても原因のわからなかった1点がやっとわかった。IEのバグだった。ありがとうグーグル! 回避方法のエントリー書いてくれたブログ主さんありがとう! おかげで仕事は昼の1時早々に終わったので、伊坂幸太郎『オーデュボンの…

明日の記憶

地上波のテレビで『明日の記憶』(2006/日)を見た。ふつうに泣いた。そういえばこの映画が劇場公開されていた頃、元カノがこの映画を観たがっていたことを覚えている。しかし僕が選んだ映画は、当時同時上映されていた『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005/米=独…