新選組!展

タダ券をもらって、京都文化博物館で開かれている「新選組!展」に行った。連休+最終日ということで人おおすぎ。カップル、家族連れ、おじい、おばあ。ドラマの影響だろうか。客層は老若男女とわず幅ひろく偏りがない。きみ、年に一冊も本よまないでしょ、みたいなやんちゃ風の男の子から、新選組をネタにやおい漫画でも描いてそうな女の子までじつにさまざま。展示物より人間ウォッチングがたのしかった。

淡きこと水のごとし

新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫)』P.399より。

(君子の交わりは淡きこと水のごとし、というが)
礼記のことばである。その意は、信義のある紳士というものは、いかに親友に対してもさらさらした態度でおり、そのくせ実がふかい。手をとり肩をだいてことさらに親しみもあらわさねば、弱点でひきあってのめりこむようなつきあいの仕方もしない。

ややこし研の友情論から、ちょくちょく考えてきたが、この「交わりは淡きこと水のごとし」なるも信深し、というスタンスがもっともしっくりくるか。現実にはどうだろう。難しい面もあるが、たとえばフィクションでこういった関係性のドラマがあれば、きっと萌える。否、燃える。