ニートに関する議論・考察
世の中いろんな人がいるというのは頭では分かっているものの、彼らの抱えている問題や不安の正体は共通している。しかも、彼らは概ね空想で完結した社会を殻のように持ちながら誰かがその殻を破ってくれることを期待し、同時に殻に手をかける人間を物凄く警戒する。
- (当事者の反応)→無業者や引き籠もりに関して(ノビイズム)
- (マクロな切り口)→ニートを語る時の立論方法(R30::マーケティング社会時評)
ニートとは直接は関係ないが、難民支援の困難さについて(id:KEN_NAITOさん経由)。これはどちらかというと、ひきこもり支援と通低する部分が大きいかもしれない。
- 援助プロジェクトについての覚書
- http://www.i-nexus.org/yoshi/works/wah_03.pdf(山本芳幸室)
援助を受ける人々とエイド・ワーカーの生活は、無垢な善意や慈善、マンガ的な美談やヒロイズムとは何の関係もない。生存のために自分の人間としての尊厳の一時的な棚上げを受け入れる壮絶な覚悟の人々が一方におり、自らの業務が彼らの尊厳を粉々に砕いてしまうかもしれないことを知りながらもなお、薄氷の上を歩むように仕事を続ける人々が他方にいる。そういう関係によって本質的に不可能な仕事が成り立っている。