欧州にみるドメスティック・バイオレンス
こういった暴力行為は、教育水準が低く、恵まれない環境で育った人間と結び付けられがちだが、それは間違いだ。(……)欧州評議会の報告書は、「ドメスティック・バイオレンスの発生数は、収入や教育のレベルに応じて増加しているようにさえ思われる」と明言する。また同報告書は、オランダでは「女性に暴力をふるう男性のほぼ半分が、大卒以上の学歴をもつ」ことを強調する(3)。
去年7月の記事。16歳から44歳までのヨーロッパ人女性の身体障害や死亡の原因のトップがDVだというもの。この記事ではその主原因は男女の不平等を前提とした家父長制にあるとしている。