非正規雇用者比率の変化

図録▽パート・アルバイト等非正規雇用者比率(年齢別)の推移
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3250.html

90年代半ばから2000年頃にかけて、男女とも15〜24歳の若者の非正規雇用者比率が急激に高まっている。この間に労働形態の急速な変化が見られる。

90年代半ばから後半の5年近くの間、自分は中小の菓子メーカーにバイトとして勤めていた(学生時代含む)。この菓子メーカーは、同業他社が正社員でまかなっていた納品業務をいち早くバイト中心に置き換えていた会社だった。入った当初は大学生のアルバイト中心でフリーターはほとんどいなかったが、テスト期間や就職活動などで休むことが多くシフトが計算しにくい学生に代わって、数年後にはフリーター中心になっていた。エース級のフリーターは10日連続フルタイム出勤など当たり前だった。

まだバンドマンやプロ野球選手をめざすような夢追い型のフリーターが多かったが、夢をあきらめたがさりとて就職も叶わない者や、ハナから正社員を希望しないフリーターの率が徐々に増えていた。バイトの平均年齢も上昇していた。自分のつたない実体験からしてもこの数字はうなずけるものがある。