エターナル・サンシャイン ★★★★ 4.3

MOVIX京都にて『エターナル・サンシャイン』(2004/米)を鑑賞。脚本はチャーリー・カウフマン。『マルコヴィッチの穴』や『アダプテーション』などトリッキーな作品を手がけている人で、けっこう好きな脚本家だ。『エターナル・サンシャイン』も話の組み立ては実に巧かった。“記憶喪失系”と言えば先日観た『きみに読む物語』を思い出すが、あまりに古典的でベタな『きみに読む物語』に比べると『エターナル・サンシャイン』のほうがSF仕立てながら現代的で洗練されているし、恋人との記憶が失われていく切なさなら、こちらのほうがずいぶん地に足のついた表現になっている。