Book Baton

id:dahlieさんからBook Batonが届いた。さっそくやってみます。

持っている本の冊数
漫画や雑誌を除くとせいぜい300冊くらい。本好きとか読書家というレベルでは全然ないですね。ちなみに読書によって感性が豊かになるとか、頭が良くなったといったことは一切ないです。厭世的になるとか、自分の頭の悪さを再確認するとか、マイナス要素ならてんこもり! 本10冊読むより料理のレパートリーをひとつ増やすほうがよっぽど役に立ちます。まあでも今のところは生きる上で欠かせないスパイスですね。
今読みかけの本 or 読もうと思っている本
つい先ほどヘミングウェイの『日はまた昇る (新潮文庫)』を読了しました。ニートなロストジェネレーション! 的な今風重ね読みを敢行。今読みかけの本は、竹田青嗣人間的自由の条件』です。何ヶ月も前に買った本ですがなかなか読み進まない……。
最後に買った本(既読、未読問わず)
今日、カミュシーシュポスの神話 (新潮文庫)』とティム・オブライエン村上春樹訳)『本当の戦争の話をしよう (文春文庫)』を買いました。『シーシュポスの神話』については、冒頭の一文にやられました。「真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。自殺ということだ。人生が生きるに値するか否かを判断する、これが哲学の根本問題に答えることなのである。」またこんなの読んで厭世気分に浸りたいのか。やーねえ。
特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
宮沢賢治新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)』に収録されている短編『よだかの星』。ハンドルネームにもしているようにこの短編は大好きです。根源的な心性はこのお話の主人公よだかに通じているのかなあ。ふたつめはアンネ・フランク増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)』。日記の最高峰といえばこれしかない。みっつめは宮部みゆき火車 (新潮文庫)』。多重債務の恐ろしさと人間の業を描いた傑作社会派ミステリー。よっつめは内田百輭ノラや (中公文庫)』。猫好きならこの切なさがわかるはず。五つめはユン・チアンワイルド・スワン〈上〉 (講談社文庫)』かなあ。文革に至る人間ドラマに圧倒されました。

で、バトン次だれに渡そうか。

追記:Book Batonをお気に入りはてなダイアラーid:KEN_NAITOさんとid:knotさんとid:umetenさんとid:anhedoniaさんとid:queergodさんにふってみます。スルー上等。気が向いたら書いてみてくださいね。