夏休み初日

今週は待ちに待った夏休み。山本文緒『ファースト・プライオリティー (角川文庫)』を読み終え（すばらしい短編集だった）、朝方に寝て正午前に起きる。しょっぱなから昼夜逆転の自堕落な生活にかすかな快感を覚える。今年に入ってあまり劇場で映画が観られなかったので、昼過ぎからさっそくひとりで映画館に出かけた。

『アイランド』の鑑賞中、ななめ後ろの年配のおっさんがベラベラとしゃべる。映画館での中高年の公共マナーの悪さはけっして若者にひけをとらない。いやむしろ中高年のほうがひどい印象がある。鑑賞後、二階のゲームセンターでムキになってオンライン対戦型のクイズゲームにはまる。おしゃれとは言い難い半そでシャツにだぼっとしたライトブルーのジーンズ、安物の赤いスニーカーを履いてユニクロのリュックを背負いながらゲームに夢中になっているメガネ男はキモオタにしか見えなかったと思う。

腹が空いたので一階のたかばしラーメンを食べる。昔ながらのとんこつしょうゆ味ということで、今京都で主流のこってり味とは違いオーソドックスな味わい。しかしこれ第一旭のラーメンとそっくりで、並べて出されたらきっと違いがわからない。その後同じ一階フロアの大垣書店で立ち読み。山本文緒『恋愛中毒 (角川文庫)』と有田正光・石村多門『ウンコに学べ! (ちくま新書)』（ちくま新書）を買う。誰もが身近なわりに目をそむけがちなウンコの行方を追いつつ環境倫理にまでテーマを押し広げて語ろうとする本らしい。それからエピソード3を観て夜中の11時半に帰宅。