フリ卒

「いい歳してフリーター」という世間の冷たい視線を具現化するとあんなとぼけたキャラになりますよという見本というか、まああれも男の子なのね。怒れよみんな。

それはそうと、こういうのっていい歳した男の子の問題として可視化しないと社会問題化しないんだけど、フリーターの割合は女性のほうが高い。もしフリーターにしろニートにしろひきこもりにしろ、その当事者の多くが女性であったなら社会問題としてこれほど騒がれたかどうかといった点が気になる。

http://risya.hus.osaka-u.ac.jp/research/ch3.pdf

女性フリーターは男性フリーターよりも21 万人多い。しかしながら、フリーター問題として注目されるのはほとんどが男性であり、女性のフリーターは社会的な問題としてとりあげられることはほとんどない。このことは同時に、社会において男性は正規の労働者として働くことで一人前とみなされる一方、女性は未だ日本の労働市場において一人前の労働力としてみなされておらず、フリーターとして働くことにそれほど違和感を覚えられていないということを意味しているのではないだろうか。