加速度的に閉じていく

今度は直接電話がかかってきた。どうやら仕事の帰りに事故に遭ったらしい。勝手な推測で先日メールをスルーしたことを謝った。幸い軽症のようだが、日雇い同然の派遣労働じゃ身体が唯一の資本みたいなものだから不安は大きいだろう。こっちはこっちで腰痛に加えて、さいきん両ヒザ痛が慢性化しつつある。まだ33なのに電車で人に席をゆずる余裕もない。このままじゃ肉体的な疾患や衰えが漠然とした不安から恐怖に変わるのも、そう遠い未来の話ではないのかもしれない。

それにしても今日は辛い一日だった。未来が加速度的に閉じていく。せめてワールドカップで気をまぎらわせよう。「最強伝説黒沢」の黒沢を引き合いに出して、しょせん他人のお祭り、他人の感動などとしたり顔で厭世気分に囚われてたまるか。イラン×メキシコ戦はこれまでで一番おもしろかった。明日はいよいよオーストラリア戦だ。