ワーキングプア

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060723.html

ワーキングプアとは、働いているのに生活保護水準以下の暮らししかできない人たちだ。生活保護水準以下で暮らす家庭は、日本の全世帯のおよそ10分の1。400万世帯とも、それ以上とも言われている。

同時間にサンガ(劇的勝利!)の録画放送がやっていたので、実のところちゃんと見ていないのだが、三十代の同世代の人がヤングホームレスにから抜け出せないシーンは他人事とは思えなかった。このままでは今後ホームレスは劇的に増加しかねない危惧をもつ。

今の若いフリーターがホームレスにならないのは、相対的に裕福な親元で同居しているからで、日本の最後のセーフティネットは行政というより家族中心によってまかなわれている。親が扶養する力がのこっている間に潜在的に貧困化が進む若年層で、不安定な職にしか就けない者がどうなるかといえば、一定の割合で野宿生活のリスクと隣り合わせの層が一気に浮上してくるだろう。

地方にいれば職がない。都会は生活するだけで金がかかる。解決策として都会でこういった非正規の仕事にしか就けない者同士がルームシェアするか、一戸建てで独居老人しか住んでいないような世帯で、余った部屋を若者に間貸しするような文化が進まないと自衛できないんじゃないか。ルームメイト募集! みたいなフリーペーパーでも普及させればいいのに。