平穏な日々

しばらく仕事のことは脇に置いて、本格的に静養しようと考えてから10日ほどは経っただろうか。精神的にはだいぶ落ち着いている。昨日は大徳寺に行ってきた。紅葉にはまだまだだけれど、そのぶん観光シーズン直前ということもあり、のんびりと拝観できた。

近くにいた外国人家族に彼女が気さくに英語で声をかけて、ツーショットで写真を撮ってもらった。彼女はこういう妙に物怖じしないところがあって、目当てのお店が見つからないときも気軽に人に道をたずねるし、「こういうとき男の人って他人になかなか声かけないでしょ」と言うので、自分に照らし合わせると確かにそうかもしれないと思うのだけれど、これが男女差としてどうなのかといえばよくわからない。

今日は病院の待ち時間に『カンバセイション・ピース』を読み、帰宅後も読み、死んだ愛猫のことやら「家に居る」という感覚そのものについてあれこれと思いめぐらすという平穏な日だった。