飲み一日目

仕事の入ってこないフリーランスは無職と同じだ。とにかく暇でしかたがない。今日は夕方から女の子と京都市内でお茶する予定だったが、あんまりにもすることがないので、かなり早めに家を出た。JRの嵯峨嵐山駅で降りて、途中ソフトクリームを舐めながら渡月橋をわたり阪急の嵐山駅までダラダラと歩く。この時期は観光客も少ないのでのんびりしたものだ。

電車に乗り込む際、フランス人らしき女性から「ゴー トゥ カツラステーション?」と問いかけられたので「イエス」と答える。遠回りしたにもかかわらず、結局待ち合わせ時間40分前に着いてしまった。しかたがないので書店へ行って角田光代『太陽と毒ぐも』を買う。

その後女の子と合流して、その子が大学時代から行ってみたかったという店で、食事を摂ってメニューになかったカシスオレンジを頼む。長々としゃべって、鴨川べりへ移動。「俺が20代だったらガチで口説いてるよ」と言いながら、我ながらこざかしい大人になったもんだなと煙草をふかしながら思った。

地下鉄の最終にギリギリで間に合い夜12時半に帰宅。明日は別の女の子と飲みに行く予定。とにかく暇なんだ。早く仕事が回ってこないもんだろうか。

太陽と毒ぐも (文春文庫)

太陽と毒ぐも (文春文庫)