退院。専門学校時代の友人に会う

半月の入院を経て今日無事退院した。大阪の母の実家で、録画を頼んでおいた『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』最終話を早速見た。切なくも安堵のラスト。その後しばし休息。やはり病院の大部屋では熟睡することができず疲れが溜まった。それでも良い経験だった。入院生活前半は他の患者達と積極的にコミュニケーションを図って様々な他者の人生の断片に触れた。後半は読書に耽った。コミュニケーションスキルという言葉はあまり好ましく思っていないが、あえてスキルと言うなら「初対面で物怖じしない(相手をなめてかかるくらいがちょうど良い。好かれようと思わない)」「他者の話を訊く姿勢(年長者ほど自分の事を語りたがる傾向がある)」「(年齢等)上下関係を気にしない(とにかく適当・雑な物言いで良い)」程度に集約されるだろうか。

昼過ぎから専門学校時代のクラスメイトのイラストのグループ展が中崎町の某カフェで行われているというので一人で出かけた。特に誰に会えるとも期待していなかったが、偶然同じクラスだった女子(年上で30後半だけど)二人と10年ぶりに再会。見た目は20代の頃と全然変わっていない。しばし歓談。恋愛話に話が及んだが二人とも学校時代から彼氏が全然できなかった様子。別にモテない要素を外見に備えているわけでもないし、というか魅力的ですらあるのだが、「行動範囲が狭い」とか「プライドが高い」とか「ストライクゾーンが狭い」など色々な要素が絡み合っているようだ。

夕方、母の実家に帰宅。さすがに入院明けの外出は疲れた。