みそ汁が作れるようになった

「自己の立場を自己から離れて考える行為は、生理的に余裕がなければできません」
「うん、そのとおり」

森博嗣少し変わった子あります』(P.164)

体調に余裕が出てきたせいか、みそ汁が作れるようになった。自炊は面倒くさいので好きなほうではないけれど、野菜を切り、鶏肉なり豚肉なりを冷凍庫から出して包丁で一刀両断し、だしの素と味噌を投下し、米を研いで炊く。その一連の動作が体調に余裕がない時にはできない。父は外壁塗装に夢中になっているので、買い出しのアテにならない。ココア用の牛乳と、油あげやじゃがいもを買いにスーパーに出かける。師匠に未払いだった案件の請求をメールで送る。少しずつ日常を取り戻しつつある。