21グラム (2003/米)

MOVIX京都にて『21グラム』を鑑賞。乗り越えられない過去が「今」を蝕み未来を閉ざす。そして「今」が過去に覆われ、未来は死と直結する。交差する時間軸は、「今」を生きられないショーン・ペンナオミ・ワッツベニチオ・デル・トロを象徴しているのだろうか。過去に囚われ、今を浮遊し、語る未来といえば安アパートでの孤独死。これではさすがにバランスが悪すぎる。あら、いつのまにか自分の話に。

とにもかくにも自分にとってこれは気づきの映画。収穫の一日。★★★★