晴れた午後 憂鬱な夕暮れ

キルケゴールを投げ捨てて家を飛びだす晴れた午後。20代とおぼしき若者よ。職安の階段でうなだれるのはよしてくれ。哀愁があまりに画になりすぎる。つらいときこそきぜんと明るく。首をくくる覚悟なら友にさいごの微笑みを。

夕方、会議と名のつくピントのぼけた話し合い。「互いにチェックをしなければ」というその「しなければ」に具体案はなし。「しなければ」という前提が、それなりの状況分析の帰結でないのなら、それはたんなる観念論。独善の罠。ぼくも常に陥っている罠。