バイオハザードⅡ アポカリプス(2004/米)★★★

yodaka2004-09-13

MOVIX京都にて『バイオハザードⅡ』を鑑賞。アンブレラ社の支配構造とその思惑があきらかになることによって、サスペンス的なエピソードがほとんどなくなり、前作以上にアクションがウリに。敵がゾンビからアンブレラ社そのものに至るなかで、たんなるサバイバルから、より大いなる者への抵抗(=レジスタンス)の色彩を帯びはじめるのが本作。アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)のパワーアップも、サバイバルホラーからサバイバルアクションへのシフトチェンジだと考えれば妥当な筋道だろう。

ただ、ラクーンシティから脱出するまでの時間的制約という設定をさっぱり生かせてないせいで、退屈するとまではいかないものの、ストーリー全体の流れとしての緊迫感に欠ける。ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションが魅力的なだけにややざんねん。

劇場は平日にしてはまあまあの入り。上映中、右隣りで光がちらちら。若い男がひんぱんに携帯のメールチェックをしている。こういうとき自分の手がとどく範囲なら、シートや肩をつついた後、にらみをきかせてやめさせるのだが、こういったことにたびたび遭遇するとうんざりする。まわりはだれも注意しないけど気にならないのだろうか。