映画・ドラマメモ

yodaka2004-09-12

フレンズは、ようやくチャンドラーとモニカの結婚式からレイチェルの妊娠騒動まで来た。

毎日放送で深夜に放映した『パリ、テキサス』(1984/独=仏)は、ヴィム・ヴェンダース監督作で初めて良いと思えた。監督が脚本を手がけなかったおかげか。一級のロードムービーであるし、一級のファミリードラマでもある。あのテキサスの風景を劇場で味わえないのはくやしいかぎりだ。数年前に母に黙って出て行かれてしまった父は、階上から降りてきて「年のひとつの映画やった」と絶賛していた(★★★★☆)。

『おばあちゃんの家』(2002/韓国)は、どこまでもやさしい素朴な祖母と、わがままな孫。ふたりのあいだに生まれる親愛の関係が築かれる様子を描いた佳作。そのきっかけに使われる小道具の数々が心憎い演出となっている。田舎の純朴なおばあちゃん像とわがままな都会っ子という設定がちょいとあざとい気もするが、それでもラストは泣ける(★★★☆)。

さよなら、クロ』(2003/日)は、どうだろこれ。クロそのものというより、クロに関わった人々が主軸なんだろうけど、そのあたりのエピソードの掘り下げがなく焦点が定まっていない。クロはもちろんのこと他の誰にも感情移入できないのはつらい(★★☆)。今日は5本レンタル。