クローズアップ現代

クローズアップ現代「就職戦線・異変あり〜学生と企業の攻防〜」を見た。ぼんやりと眺めていただけなので細部は覚えていないが、大学生の就職活動は売り手市場だそうな。といっても、登場する学生は高学歴でキャリア志向のいかにも“できる”学生ばかりで、ビジョンから立ち居振舞いまで実にしっかりしていた。企業が学生に求める能力の6割はコミュニケーションスキルだそうな。10年前にくらべて20代前半の正社員での募集は半分になっているというから、“できる”学生については企業は昔より育成に力を入れるだろうし、その他の“できない”学生との格差はどんどん広がるんだろうなあ。先日の「フリーター漂流」とのコントラストがすごい。キャリア志向の若者にはバリバリ働いてもらうとして、さて“負け組”のライフプランに何かささやかな光明はないものか。中庸なき適者生存の社会ってのは世知辛いねえ。