子どもが減って何が悪いか!

赤川学子どもが減って何が悪いか!』を読了。男女共同参画社会を推し進めても少子化は決して止まらない、というのが本書の論旨。男女の雇用機会の平等や男性の家事参加や育児支援は必要だが、それと少子化対策を結びつけるのは決定的な錯誤であると、世間に流布する統計データのウソを指摘して、そう主張する。リサーチ・リテラシーを考える上でも参考になる本だ。自分は本書の主張におおむね同意する。

子どもが減って何が悪いか! (ちくま新書)

子どもが減って何が悪いか! (ちくま新書)