ややこし研

途中参加でどうも乗り切れなかった。「萌え」という感覚は感覚としてそれなりに分かるんだけど、どうもそれをまったく知らない人に説明するのは難しい。「萌え」に限らず、感覚的なものを説明的に言語化するとどうもその時点で何かしらのズレが生じる感じがする。人付き合いのなかで生じるモヤモヤみたいなものもそうかな。そのあたり優れた映画作家や小説家は本当にうまく表現している人たちなんだと思う。今も角田光代の短編をちょこちょこ読んでいるが、いいなあこの人はやっぱり。

にしても、90年代後半を語るときにインターネットに集約させた議論というのはどうも違和感もある。といって対案もないんだけど。あーでも90年代後半以降に新たに生まれた人のつながりは、そのほとんどがネットがきっかけになってるとも言えるなあ。ふへえ。