小説とキャベツ焼きとヤンキー

先週は何かと用事が入って大阪に出ない日がなかったので今日は自宅でゴロゴロして過ごした。『海辺のカフカ』の上巻を読み終えたので原付でちかくの小さな本屋に下巻を買いに行く。この本屋の駐車場の奥まった一角にはキャベツ焼き(1枚100円)の屋台がいつも店を開いているのだが、本屋に来る客以外には死角になっていて、本屋自体そう客が多いわけでもなく、なぜこれで商売になるのかさおだけ屋並みにふしぎだ。

夜中にたばこを買いに出かけたら、家の近所でヤンキー風の若者数人がもみあっていた。リンチだったら「警察に通報するよー」と一声かけたほうがいいかなあと様子をそれとなく見ていたら、どうやらそういう感じでもなく、感情的になった仲間のひとりを皆が制止しているようだった。仲間のひとりが制止を振り切ってその場を去ろうとする子の背中に「お前のことが本気で心配やねんぞ!」と叫んでいた。いや、熱いね。青春やね。