エウレカセブンにハマッてる?

エウレカセブンを38話まで見た。あーやっぱりおもしろい。ここまできてようやく舞台背景の全体像がおぼろげながらも浮かび上がってきたけど、くっきりとしたアウトラインは相変わらず示されない。でも世界に多くの不可視な部分がよこたわっているというのは現実世界でも言えることだし、なんだかその不透明さに妙なリアリティを感じたりして、「いまいちわからない」という感覚があんがい気に入っている。

バックグラウンドの不透明さと対称的に、エウレカレントンとの出会いによってさまざまな感情を獲得していく過程は、ゲッコーステイトメンバーをまきこんだ日常劇のなかで詳細に描かれていて、ロボットアニメの意匠を借りた日常ドラマとしてはとてもよくできていると思う。結末はまだ知らないけど、エウレカレントンの運命がなにかしら報われるものであってほしいと願う。おや、フィクションに何かしらを願っている。やっぱりこういう状態をハマッてるっていうんだろうなあ。

交響詩篇エウレカセブン 10 [DVD]

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