彼女んちでの週末

金曜の朝。ひどい風邪を気合いでカバーして仕事にでかける熱血彼女を笑顔でお見送りして二度寝。そのあとNTTの回線工事に立ちあい、PCをセットアップしてネット開通。いままで彼女んちに行くとネット断ちを余儀なくされていたがこれで楽しみがふえた。

夕方、スーパーへ夕飯の買いだし。夜おそくサービス残業でへとへとになって帰宅した彼女にカニ玉と野菜炒めを出す。自分の仕事はいかにあるべきか、というようなことを熱くそして冷静に現実を見すえて語る2年目の社会人をみて、きっとこの分野で優秀な人材に育つんだろうなあと感心しながら聞き入った。

翌土曜になっても彼女の体調はもどらず寝こんでしまう。横でブログをながし読みしていると「このネットオタク」と罵倒されるも意に介さず。

夜はふたりでちかくのファミレスに。「あんたの唯一にして最大の欠点は働かへんことや」と、無趣味なハードワーカーから週に一度のお説教タイム。笑いながらありがたく拝聴する。メシ代は彼女のおごり。ごちそうさま! 帰りにツタヤで前からみたかった『美術館の隣の動物園 [DVD]』(1998/韓国)を見つけてうれしくなる。

翌日曜の昼さがり。体調もどらず彼女は今日もダウン。おかゆが食べたいと言うので作る。彼女が寝入ったあと、青空をながめながらマンション三階のベランダでタバコをふかす。仕事にも時間にもわずらわしい人間関係にも縛られない自由。茫漠な不安定さと表裏一体な生活を満喫するひととき。夕方から買い出し。彼女のリクエストにこたえてカレーを作る。