Vフォー・ヴェンデッタ

そういえば先週末に『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005/英=独)を観たんだった。印象のうすい映画だったなあ。「第三次世界大戦」なんて古くさい言葉を聞いたのは久しぶり。冷戦構造が崩壊して久しく経つこの時代にこの設定はどうにもリアリティを感じない。テロ組織がネットで犯行声明をおこなう時代なのに、劇中で情報を牛耳るメディアがテレビと新聞だけってどうよ。国家に反抗する革命物語としてはあまりにもレトロだし、復讐劇ならパク・チャヌクの復讐三部作でも観たほうがなんぼかいい。