なんで虫を殺すの?

yodaka2007-07-11

朝方、玄関の戸を開けたら、戸の外側にむっちゃかわいいカマキリがひっついてた。わ、写真におさめたい! と思ってすぐにデジカメを取りに部屋にもどり、まだ戸にひっついたままのカマキリたんを接写しようと近づいたら、ぱっと逃げられた。

あちゃあ失敗したな、と軽く落胆しながら部屋にもどって、ふと右手に目をやるとカマキリたんがひっついていた! 思わぬシャッターチャンス到来。安くて古いデジカメなので、接写にも限界があるなか、どうにか撮れることができた。

そういや、家の中に虫が入ってきたら、なんのためらいもなくティッシュペーパーなんかでふき取るように殺す人が多いのが信じられない。なんで殺すの? クモとかダンゴムシとか赤ちゃんゴキブリとかカワイイじゃん。そんなの部屋で見つけても見て見ぬふりですよ。

蚊はさすがに命がけで挑んでくるので攻撃されたらバシッとやっちゃいますが、なるべく瞬殺。微妙にずれて瀕死の蚊をみると「ああ……苦しい思いをさせてごめん」と罪悪感にかられます。

だってもし自分が死んで転生したとして、また人間に生まれ変わるかどうかなんてわからないでしょ? むしろ地上で圧倒的な種類と数を誇る虫になっちゃう可能性高いじゃん。あなたが殺したその虫、あなたの死んだおばあちゃんの生まれ変わりだったかもしれませんよ。

ただ僕が文字通り「虫一匹殺せない性格」だからといって、人間全般にやさしいわけじゃないし、怒りにまかせて殺すとしたら、人間である可能性が一番高いような気がする。残酷であるかどうか、なんてそう単純に計れるものじゃないです。虫に殺意を抱いたことはないですが、人間だったらいくらでも殺意を抱いたことがありますから。