スローセックス 実践入門を読んで

アダム徳永『スローセックス 実践入門』を読了。一応断っておきますが、本書はたまたま流れで若い男子から借りたものです。全編セックスに関するハウツーなわけですが、スローセックスだからって、ただただスローに事を行えばいいわけではないらしく、セックスに対する心構えから、具体的な実践方法が男性視点から書かれています。

早漏対策も書かれているわけで、そういう人が読めばさらに役に立つかもしれません。たた僕はむしろ逆にイケないことで悩んでいるので、その点は参考になりませんでした。早漏対策としては、正常位は「射精位」というほどイキやすい体位なので、交接のスタート時は対面上体立位がよいと薦めています。

男性本位の射精を目的とした平均20分程度のセックスを著者は「ジャンクセックス」と呼び、諌めています。女性は男性とちがい全身が性感帯らしく、本書では「アダムタッチ」と呼んでいますが、指先を動かさずに、ソフトに秒速3センチで右回りにゆっくりと女性の体にふれるというアドバイスがなされています。

僕自身は、あまりセックスそのものに淡い欲求しかないし、そもそも今相手もいないので、試しようもないのですが、乱暴に乳吸って相手が濡れたら即挿入してピストン運動をするというワンパターンをくりかえしている男性には結構参考になるのではないでしょうか。

スローセックス実践入門――真実の愛を育むために (講談社+α新書)

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