蛇行する川のほとりを読んで
恩田陸『蛇行する川のほとり』を読了。お、乙女ワールドだなあ。初めは少女漫画でも読んでいる気分だったが、少しずつミステリー色が強くなってくる。著者自身が文庫化にあたってのあとがきに、「ガーリー魂を満足させる本になって嬉しかった」と書いているとおり、あくまで基本は乙女。少女が少女でいられるほんの短いひと時、ひと夏を実にうまく切り取っている。納涼には最適だった。真夏に読めてよかった。
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/06/25
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (77件) を見る