都会と田舎の境界線はどこだ? 見知らぬおっちゃんとのやりとり

先日。夕暮れ時、近所の神経科に早めに診察券を受付にあずけて、いつも待ち時間が長いので、医院のすぐちかくの川べりでコーヒーすすりながらたそがれてました。まわりは田んぼだらけ。対岸は山で杉林などが広がっています。昼間なら地元観光の舟下りやトロッコ列車が間近で見れる場所です。

で、座ってタバコふかしていたら、小さな犬がちょこちょこと寄ってきて、まとわりついてきたんです。

おーよしよしとその犬を撫でてあげていると、飼い主らしきおっちゃんが近づいてきました。「人なつっこい犬ですねー」と話しかけると「そうなんや。ほんま人なつっこい犬でなあ」みたいな所から最初は犬と猫の違いについて会話が始まったのですが、だんだん地元に棲息する野生動物に話が展開していきました。

おっちゃん曰く「あの対岸の山道には時々鹿が山から下りてきよるねん」とか「もうちょっと行くと猿もいるし、うちの近くの山やと獣道をたどっていくとイノシシに出くわしたなあ」など新情報続々。見たことないぞそんなの。キツネやタヌキやイタチ(たぶんテンではない)なら見たことあるけど。

あとおっちゃんによると最近アライグマが頻繁に出没するらしい。これは外来種だから田舎とか都会とか関係ないし飼い主責任が問われるな。そういや一度だけ、すぐそばの最寄り駅に「熊出没注意!」って貼り紙がしてあったことがあるなあ。野鳥はけっこう種類が豊富で、何十種類いるかよくわからない。

んー、でも地元は9万人くらいの人口を誇るし、コンビニだらけだし、隣は京都市だし、郊外の住宅地と農村部が入り交じっているような感じで、自分の感覚としては田舎とは言い切れないんだよなあ。地方都市……かな。田舎じゃないよね?