混沌としている今

yodaka2007-12-23

http://www.nhk.or.jp/hagetaka/の再放送をここ二日見ている。全6回中4回見たが傑作だ。資本主義の行き着く先は何なのか。明日がラスト。見過ごすわけにはいかない。

この年は自分にとって大きな変化の年だった。フリーのHTMLコーダーとしてwebサイト制作に何件か携わる機会を得て、仕事の楽しさと困難を味わい、内臓疾患で入院生活を送り、入院患者や見舞いで訪れた人達の話を様々と聞いて、病から社会を見つめる経験をし、退院後に今度はうつ病が悪化して、仕事を続けることができず、年内を完全休養に当てることになってしまった。

幸い、最近は病状は快方に向かっており、幼なじみに会いに行ったり、高校の同窓会に出席したり、読書やネットに没入できるくらいに集中力が持続できるようにもなってきた(そのぶん睡眠時間を10時間以上取らないときついし、他府県まで出かけるほどの精神的余裕はないのだが)。

静養生活のなかで今までにないほど幅広い知見に触れることができた。触れたからといって、すべて理解できたわけではないし消化できたわけでも吸収できたわけでもない。むしろ今まで信じていた、もしくは拠り所にしていた自分自身の前提認識や常識がゆらいで、まったく整理がつかない状況になっている。

カオスだ。仕事もどうしていったらいいかわからなくなったし、主にプレカリアート的な視座から社会を見つめていた根底も揺らいでいる。たぶんこのままわけがわからない事を様々と抱えながら、あらゆる問題を保留しながら、年を越して行くのだろう。