舞城王太郎『阿修羅ガール』
舞城王太郎『阿修羅ガール』を読了。書き出しで一気に引き込まれた。すごい。★★★
減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。私の自尊心。
返せ。
主人公のアイコの思春期の一途で支離滅裂で浅薄な思いが、活き活きと描かれ、アルマゲドンだのグルグル魔人がローカルな街のなかでくりひろげられて、ぐっちゃぐちゃのなかでアイコの心の奥底にスロットルダウンしていく。
最後にスピンオフとして短編が収録されいるけれど、これは至極ふつうの文体で、本編と対比すると味わい深い。
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/04/24
- メディア: 文庫
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