カンフーハッスル ★★★★ 4.0

yodaka2005-01-04

MOVIX京都にて『カンフーハッスル』(2004/中国=香港)を吹き替え版で鑑賞。とてもおもしろかった。声優陣も文句なし。チャウ・シンチーがなかなか物語の主軸にならないのがわずかに不満だが、初笑い映画としてじゅうぶんに合格点。誤って肩にナイフが刺さるシーンなんて大笑い。また、潤沢な資金をおもわせる豪華なセットや格闘シーンなど、画作りはけっこう本格的だった。

前半の格闘シーンやツボを心得た笑いに対して、後半の展開は強さのインフレをうまく昇華し切れているとは言い難いが、それも奇跡のエスカレーションムービーたる『少林サッカー』と比べてという話。明らかな減点材料というわけでもない。年始めをこの映画で迎えられたことは幸せなことだと思った。

上映終了後にほかの観客の声に耳をすませてみると、となりの女性ふたり組には大好評。他には『少林サッカー』と比べるとイマイチという声もあったが、子ども(男の子)は大満足の様子で嬉々としていた。多少残酷なシーンもあるのだが、個人的にはこれくらいは子どもに見せてもぜんぜん問題ないと思う。