NANAを鑑賞しプラナリアを読む

yodaka2005-09-10

二条で彼女と待ち合わせしてパスタランチを食べたあとに『NANA』(2005/日)を鑑賞。館内は10代前半から20代前半くらいの若い女の子でかなり席が埋まっていた。上映中は概ね静かで全体的にとても鑑賞マナーが良かった。少女漫画の原作をわりと忠実に映画化したようで、30男の自分と性に合うかどうか心配だったが、退屈することもなくけっこう楽しめた。彼女も満足した様子で、その後原作がいかにすばらしいかをマシンガントークで聞かされる。

帰りに山本文緒プラナリア (文春文庫)』を読了。帯の文句は「働かないって、いけないこと?」。五つの短編すべてを「フリーター文学」とか「ニート文学」とひとまとめにするのは乱暴な気もするけど、「働くこと」に関する現代的な倦怠感をうまく掬い上げている感じはする。おもしろかった。