部長とリュックと焼肉キムチ

14時に大阪駅で彼女と待ち合わせ。行きの電車で『部長漂流 (角川文庫)』を読み進める。帯の文句は「なぜ家族は消えたのか。サラリーマンにとって、仕事とは、家族とは?」。家庭を顧みることなく不動産業でバリバリ働くモーレツサラリーマンのお父さんがある日突然、家族に蒸発されるというストーリー。このご時世、寄る辺のない人たちを描いたフリーター文学的な小説はけっこう読んだが、こういう自分と隔絶しているかのような世界で生きる人を主人公に据えた話は新鮮で面白いし、フリーター的な視点だけでは見えてこない事柄も多いのだなと思った。

自分の誕生日が近いということで今日は彼女に予算3万くらいで好きな物を買ってもらうことになった。かばんが欲しかったので阪急百貨店に行ったが、高いかばんは自分にはしっくりこないので結局ロフトで見つけた6千円のリュックに決めた。その後鶴橋で焼肉をおごってもらいキムチも購入。やっぱり本場仕込みのキムチは美味い。

部長漂流 (角川文庫)

部長漂流 (角川文庫)