どうにもならない

バイトは二日しか持たなかった。うつがよくなる兆しもなく、過呼吸に苦しみながらぐったりと寝込む日々がつづく。死線がみえる。踏みとどまれるだろうか。なぜこんなに苦しいのだろう。働きたい。働けない。うつがそれを許してくれない。もう四ヶ月も経つのに過去を整理できずに未来を見据えることもできない。

ああ……せめて愛猫が生きていてくれたらと『プレーンソング』を読みながら思う。あまりに孤独な闘いだ。今はもう先のことを考えずに静養するしかないのだろうか。どうしてこんなことになったのだろう。自業自得なのだろうか。答えのでない自問自答をくりかえす。