ETV特集 愛と生を撮る〜女性映画監督は今〜

http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2007/1209.html
本日22時から。

長く男社会だった映画界で、女性映画監督の活躍が目立ってきた。今年のカンヌ映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督(38)をはじめ、昨年「ゆれる」で毎日映画コンクールなど数々の映画賞を獲得した西川美和(33)、「かもめ食堂」の荻上直子(35)、「さくらん」蜷川実花(35)などヒット作が続く。10年前は年間数本だった女性監督による公開映画は昨年25作品。この数年で一気に数、実力ともに増えた背景には何があるのか。

追記:眠りに落ちて20分ほど見損ねてしまった。あーあ。それでも想像以上にすばらしい番組だった。僕は女性特有の匂いを放つ写真などのアートの分野やカフェや、もちろん映画においてのその一連の作品群にある種の嫉妬を抱いていた。男には絶対に表現できない何かがそこにはある。男性中心の社会で彼女たちは、劣位であるがゆえに、そこをくぐり抜けていく巧みさとしたたかさと、逆にその自然体と何かしらの苦味を獲得している。

男なら見苦しいだけの生き様が、女だといとも簡単にアートになりうる、なっているように見えてしまう。そんな歪んだ嫉妬と羨望を抱きつつ、彼女たちの作品に僕は触れつづけていくのだろう。

ゆれる [DVD]

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かもめ食堂 [DVD]

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さくらん [DVD]

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萌の朱雀 [DVD]

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