ブッダとガンジーに学ぼう
ブッダと言えば、たしかシャカ族の王族の一員だったはず。彼は苦行を経たのちに、目覚めた、もしくは悟りを開いたとされる。
当時のインドは、都市型社会へと急速に変貌を遂げつつあり、農耕による部族集団的な人間関係に大きな変化をもたらしていた。そんな時代背景の中でブッダは何を考えていたのだろうか? 彼はある種の精神疾患を患っていた時期があったのかもしれない。
それを自力で克服したときに、彼は目覚めた。生まれ直した。苦行を捨てた。ブッダの思想はグローバル化する現代の都市型社会の流れとマッチする。
しかし、なぜ仏教は本場のインドで衰退してしまったのだろう? よくわからない。信仰なくして人は生きられないのだろうか?
現在のインドではヒンズー教徒とイスラム教徒との対立が深まっている。ガンジーはヒンズー教徒とイスラム教徒の調和を唱えた。しかし実際はどうか? まったくガンジーの教えと逆行しているではないか。
もう少し連想すると、ガンジーの言葉には今の日本が抱える格差社会だのワーキングプアだのニートだの引きこもりなど、諸問題を解決するためのヒントにあふれている。
ガンジーに学ぼう。ガンジーは神でも仏でもない。ただの人間だ。
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